繁殖方法

オス・メスの見極め方

オス・メスの見極め方

めだかのオス・メスを見極めるポイントは背びれと尾びれです。

<オス>
背びれ・尾びれがメスに比べて少し長く、先端がギザギザしております。

<メス>
背びれ・尾びれがオスより短く、先端がギザギザしておりません。

慣れていないとなかなか見分けるのは難しいかと思います。
購入の際に性別を指定したい方は、スタッフに希望の性別をお伝えください。

めだかを繁殖・産卵させる7つの方法と条件

成熟したオスとメスのめだかをそろえる

成熟したオスとメスのめだかをそろえる

成熟した(繁殖できる状態に育った)オスとメスのめだかをそろえてください。

めだかの成熟は、孵化後(卵から産まれて)早ければ3ヶ月、遅くとも5ヶ月前後で成熟すると言われております。

オスとメスの数の割合は2:3

オスとメスの数の割合は2:3

オスとメスの割合は2:3が理想です。

オスが多すぎるとメスに餌が行き渡りづらくなるため、産卵しにくかったり、産卵数が少なくなったりすることがあります。
メスの数を増やしておくのがおすすめです。

※ペアは多い方が繁殖する確率が高いため、オス4匹・メス6匹の計10匹がおすすめです。

オスとメスの相性を確認する

オスとメスの相性を確認する

めだかにも相性があるため、オスとメスがそろっていれば絶対に繁殖するわけではありません。

相手が気に入らない場合は、なかなか繁殖まで進みません。
また、他にも片方が生殖機能に問題ある可能性もあります。

同じ水槽で3日~1週間ほど様子をみて、産卵していないようであればペアを変えましょう。

繁殖に最適な日照時間は13時間以上

繁殖に最適な日照時間は13時間以上

めだかの繁殖には日照時間が大きく関係しております。おすすめは13時間以上です。

自然のめだかは、繁殖期が4~10月です。
これは日照時間が長くなるためです。

※室内で飼育する場合は、照明を使って管理することをおすすめいたします。

水温を25~28℃に調節する

水温を25~28℃に調節する

めだかを繁殖させる際は、水温が25~28℃になるように調整してください。18℃以上あれば繁殖することは可能ですが、25℃以上の方が繁殖率は高くなります。

また、卵は水温が高いほど孵化する時間が短くなるため、カビが生えて死卵になるリスクが下がります。

ただ、30℃を超えるとめだかが消耗してしまう上に孵化率も下がってしまうので、屋外飼育ならすだれを使って日陰を作る、室内飼育なら水槽用冷却ファンを設置して28℃くらいにしておきましょう。

繁殖には人工産卵床や産卵水草が必要

繁殖には人工産卵床や産卵水草が必要

めだかは水草に卵を産み付けます。
水草がない水槽では卵を産み付けることができません。そのため、水草は必須です。

ただ、水草をそのまま入れておくと、水槽が汚れてしまったり、悪臭を放ってしまったりするため、手入れが大変です。

当店では人工の産卵床を販売しております。
人工産卵床でしたら、水草が原因で水槽の掃除をする手間や水草を入れ替える必要がありません。

繁殖期の餌やりは飽和給餌にする

繁殖期の餌やりは飽和給餌にする

繁殖期のめだかに餌をやる時は、飽和給餌(ほうわきゅうじ)をおすすめいたします。
飽和給餌とは、めだかが食べる分だけ餌を与えることです。
繁殖には相当なエネルギーが必要になりますので、餌の量を増やしてください。
目安は1日に5回以上。1回の餌の量は3~5分で食べ切る量です。

餌あげに慣れないうちは食べ終わる時間を把握するようにして、少しずつ調整してください。
※餌やりの間隔は2時間置きがおすすめです。

産卵後は卵を別の容器や繁殖ケースに隔離してください!

産卵後は卵を別の容器や繁殖ケースに隔離してください。
卵をそのままにしておくと、親めだかやその他の成魚が卵を食べてしまう危険があります。

※隔離場所の準備ができていない場合は、繁殖ケースやネットを使って同じ容器に浮かべるだけでも問題ありません。